[食べる]ナポリへの道は遠い

そして、今回キッチンにガスオーブンを入れたので、ぼちぼち使い始めているのですが、まずは、ナポリピザを家で作れるようにしたいと思っております。
ピザは、以前もちょくちょく家で焼いてはいたのですが、決まったレシピが定まらず、焼くたびにあーでもない、こーでもないといった感じでした。


で結局のところ、喫茶店で食べるようなピザでもなく、宅配ピザでもなく、石窯で焼いたようなピザが最近は主流になってきていると思うんですが、クリスピーピザはふちのカリカリが胃に突き刺さるような感じなのに対し、ナポリピザはふわふわのカリカリもちもち。
一体どうしたらこんなピザが作れるんだろう?!と研究し始めました。
そして、今のところのナポリピザを作るために欠かせない秘訣は、以下の通りです。


イーストを通常より少なくする。(だいたい6gぐらい使っていたのが、少なめのレシピが多いため、今回は1gで挑戦)
・低温で長い時間発酵させる。(今までオーブンに入れて40度1時間ぐらい→今回は室温で5〜6時間。本来、冷蔵庫で1日以上かけるらしい)
・粉をイタリア製の専用粉にする。(今回は富澤商店で売っている「ルスティカ」という専用粉を使用しました。しかし、本場のイタリアの粉とはまた違うっぽい)
ナポリピザはめん棒を使わず、手で伸ばす。
・材料はシンプルに、粉・塩・イースト・水のみ。
・塩を少し多めに。

ということで、今回の配合は強力粉(ルスティカ)300g、水200cc弱、塩7g、イースト1g。
そして、30分以上よくこねる。
かなり水分が多くベト付いてきたので、少し粉を足しました。

その後、室温で発酵。2時間40分後↓

さらに放置、5時間後↓

夏ということもあり、発酵しすぎそうになったので冷蔵庫でしばらく保存。
焼くちょっと前に室温に戻して、手で広げました。
かなりいびつな感じに・・・(-.-;
なんと言うか、触ってて気持ちのいい生地です(^^;雪見大福のようなモチモチ〜

第一段は、ピーマン・オリーブ・フレッシュトマト・バジル・生ハム・チーズ。
バジルの色が今一つですが、うちの家庭菜園で収穫したものでございます。ガスオーブン260度で10分。

生地が思ったより小さいんですが、これは、ナポリピザの生地がフチを分厚くするために、あまり大きくならないんだと思います。


そして、食べてみた感想は・・・
見た目は悪いけど、味はさすがに!といった感じのものができました!
フチがカリっとしてウマイです。。。
今までフチが固いのが喉が渇いてイヤだったんですが、この生地はなぜかフチだけ食べていたいなと思うほど。
いやぁ〜粉が良かったのか、低温発酵が良かったのか・・・原因は分からないですが、石窯が家になくても、ナポリとまでは行かないけど、成田から出発しましたぐらいのレベルには持って行けるということが判明いたしました。


第二段は、なぜか焼き鮭が余っていたので、鮭とボイルホタテで、ピッツァマリナーラならぬ「ピッツァ親父の海」

これはちょっとしょっぱかったですね。失敗・・・生ハムの方が合ってました。
ナポリピザは、なぜか具が少ないほうが美味しいです。

粉はアマゾンで本当のイタリアの粉が入手できそうなので、いつかはチャレンジしたいと思っております。
そのうち石窯欲しい〜とか思うかもしれません。


最近のイタリアンレストランでは、それほどハイレベルのお店でなくてもナポリピザが出てくるので、皆そんなにスゴイ修行してるのかな〜と思ってましたが・・・
ピザ生地じたいも売っているらしいので、どこでも必ず手作りというワケではないようですね。
しかしまぁ、身近に本格的なものが食べられる世の中というのはスゴイと思いますし、食というのは限りなく変化を遂げてゆくものなんだな、とひしひし感じております。
またピザに関して進展があればご報告させて頂きたいと思っております。