煮込みやなりた

tamabar2011-12-23


忘年会シーズンも今週が峠といったところで、おととい青税の人たちと「煮込みやなりた」へ行ってきました。


「煮込みやなりた」は、代々木の青税事務局のすぐそばにあり、ずっと前から気になっていたのですが、もっとも予約が取りにくいレストランの一つでして、グルメサイトや口コミで評判になっていつつも、一度も行ったことはないという状況でした。


実際に行った人の話では
「すっっんごい旨いよ!」
「予約取れたら、いつでもいいから取っておいて。その日は絶対予定空けるから」とまで言う人もいました。
ちなみに、うちの夫が以前代々木に勤めていたことがあり、飲み会の後フラフラと適当に入ったら
「煮込みやっていうから、モツ煮込みでも食べようかと思ったら、オヤジが洒落たフライパン持ってて、ちょっと変わったお店だな〜」って感じだったそうです。(←今の場所に移転する前のようです)


東京には、数えきれないほどの美味しいレストランがありますし、最近はちょっとそこらへんのお店でもそれなりのレベルのものは出しますが、そんな中、どうしてこのお店がそんなにスゴイのか?!と考えてみました。
(1)「煮込みや」というネーミングなのに、なぜか出す料理はフレンチ。
(2)予約がなかなか取れないし、取る際の暗黙のルールがある。
   夜中の12時にTELするか、実際食べに行った時に次回の予約を入れるか(ただし1回分だけ)
(3)食べる際にもルールがある。
   ワインを一人1/2本以上飲む事。食べ物の注文は一度きり(追加注文不可)
 

普通のお店で、これだけ制約があったら「何様?」と思うところですが・・・
(4)量がドドーンと多い。
(5)なのに、そんなに高くない。
(6)もちろん美味しい。
ということのようです。


そして、この日はお店の前に集合。

4人で行ったので、外側のビニールのところに座らされるんじゃね?と言われていましたが、実際はカウンターでした。
フレンチらしい空間ですが、気取った感じはなく、気軽に飲みに来たという雰囲気。


追加注文ができないので「ちゃんと食べログ見て事前に勉強しといた方がいいよ」と青税の先輩から指導を受け、各々食べたいものを調べてきた様子。
まず一人1品ずつということで「砂肝のサラダ」「エスカルゴ」「フォアグラのパイ包み」「ズワイガニのマカロニグラタン」「ラムのハンバーグ」
すると、隣のテーブルの人たちが、すごい美味しそうなものを食べていたので、すかさず「あれは何ですか?」と質問したところ、アンデス海老と赤カブのどーのこーののサラダとかで、それも注文。


するとお店の人「もしかしたら、ちょっと多いかもしれないですね。サラダがかぶっているので、どちらか一品でよろしいかもしれません」
定番の砂肝のサラダを捨てるのは非常に惜しかったですが、どうしても海老が食べたい!と思ったので、潔く却下。海老を選択しました。


飲み物は、まずはシャンパーニュ5,500円(写真撮り忘れ)
このお値段、かなり良心的じゃあ〜りませんか(@@)
「原価率高いですよね〜」
そして、海老のサラダ来ました。
春雨の細いの?みたいなもので巻いてあります。これがサックサクで美味しい〜

続いては、エスカルゴ。
美味しさのあまり、危うく撮影し忘れるところでしたが、つぶ貝のようでクセはまったくないですね。
パン粉が香ばしくて、お酒が進みます。

そして、今日一番楽しみにしていたフォアグラのパイ包みと、ズワイガニのマカロニグラタン。

パイ包みは手間がかかると思うのですが、手作りの感じが伝わってきますね〜。
これだけ大きいと、4等分しても思う存分に食べられるのが嬉しいです。

グラタンは、器のデカさに圧倒されます。
マカロニのふにゃ〜って感じがやさしくて、アツアツで冬にピッタリ。
ラムのハンバーグは、男性の握りこぶし大。
ローズマリーなどの生ハーブがたっぷりまぶしてあり、臭みが上手に消されていて、ミディアムレアぐらいの感じで。

飲み物は、他にボルドーのがっつり赤とブルゴーニュピノノワールの繊細な赤。どちらも5000円だったかと思います。


手作り感たっぷりのパンのお通しがついて、お値段は一人5,600円也。
4人でワイン・シャンパーニュを3本飲んで5000円台でしたら、かなりリーズナブルかもしれません。


それと、店主さんは思ったほど高飛車じゃなく、真面目で謙虚な、とても人柄の良さそうな方でした。
2月はフランスに遊びに行くから予約は難しいけど、3月なら大丈夫みたいなことを言ってました。
ちなみに噂では、土日は半年後ぐらいじゃないとダメとか??


青税の先輩が夜中に電話して取ってくれたところから、聖火リレーの様につながっておりますので、新合格者の方はぜひ青税に入会されて行かれてみてはいかがでしょうか?


といったワケで、自分自身の次の予約は入れられませんでしたが、また機会があったらぜひ行きたいと思っております。