[食べる]ビバ!ベルギー/ブリュッセル 美食レストランMALTE

tamabar2010-05-23


ショコラティエのお姉さんオススメのレストラン「MALTE」に入ろうと決めたものの、入口ドアの向こうは真っ暗で、照明がロウソク。
ドラキュラ屋敷かと思うような怪しさです(−。−;
しかし、前にグループが入店していったため「きっと大丈夫だよね・・・」と勇気を振り絞ってお店のドアを開けました。

中に入ると、若い男性(20歳そこそこじゃないでしょうか。バイト風でカジュアル)に案内されて、お庭の近くのテーブルへ。
奥にはソファーの席もあったのですが、そこは予約が入っているとのことでした。
http://www.lemalte.be/
(MALTEの前に付く、最初の”A”に点、ってのがキーボードだとどう表現したらいいのか分からず)


外からは想像もつかない、この開放感。思ったより怪しくないみたいで、ホッとしましたです(^^;
建物の作りはシッカリしており、おそらく昔のお屋敷をそのまま残してレストランにしたような感じでしょうか。
天井もものすごく高く、中世ヨーロッパそのもののたたずまい。

しかし、カウンターには怪しいオブジェが飾ってあります。(一番手前のオブジェは、どうみても足ですね)
やはり不思議なお店です・・・

メニューがフランス語しかなくて、クレームブリュレぐらいしか理解できなかったため
「英語のメニューはありますか?」と聴いたところ
「フランス語のメニューしかないけど、ボクが頑張って英語でフォローしますから」みたいなお返事が。
そうなるともう、メニューを見てもどうしようもないので、お兄さんに相談しながら超適当に頼みますわってな感じで、まず最初に赤ワインのボトルを。
(玉ジジちょっと頑張ってネクタイでオシャレしてみました、みたいな)

オリーブはサービスで付くみたいです。
一同「チーズが食べたいね」と。
そこで、お兄さんを呼んたのですが、カマンベールなどの白カビ系チーズがないということで、んじゃあるのを適当にお願いします、と言ったところ来たチーズが↓

数種類のチーズ盛り合わせをイメージしてたので、アリャリャ〜ってな感じで。。
(ってか、同じチーズを4人でこんなにたくさん食べられるワケないじゃないか、と思いつつ)
しかし、チーズそのものは美味でした(^^;


そして、コースにするとエライ量になるということが、先日のブルージュのレストランでひしひしと分かったので、今回は一人一品ずつメインを頼んで皆で分けることにしました。
しかし不思議なことに、色々と食べてみたいのもヤマヤマなんですが、先日ブルージュのレストランで食べたものと同じ様なメニュー構成に結局なっちゃったワケです(^^;
(味を比べてみたかった、というのもありますけども)


前菜として、牛肉のカルパッチョ
和牛命!の玉婆ですが、カルパッチョに関しては、居酒屋とかダイニングバーとかで食べるショボイのと比べると、全然こちらの方が上ですね。

これも前菜のところに載ってたメニューなのですが、多分、鶏肉の上に野菜とチーズを乗せて焼いたようなものだと思います。
お肉は柔らかくて、チーズと絡まって、美味しかったのですが、メニュー名が不明でした。

そして、メインの牛肉ステーキ。
サラダもポテトも、本当に量が多いですね(@@;
そして、このステーキのソースが4種類ぐらいから選べるのですが、クリームペッパーソースというのにしてみたところ、絶品(><)
生クリーム+ブラックペッパー+??ってな感じなんですが、その”??”の部分が分からなかったですねぇ。
(壺に入ってるのが、そのソースです)

そして、魚のメインはシーフードグリル。
これも結局、先日と大して変化ないメニューになっちゃったんですが、海老が大きくて、料理が来るたびにビックリ。
写真ですと伝わりづらいのですが、お皿の大きさがスゴイんですよね・・・
(これらをコースで食べる現地人って、どんだけの胃袋してるんでしょうか??)

そして、白ワインを頼むと、ワインクーラーをちゃんと持ってきてくれました。

デザートに、チーズケーキだろうな、と推測されるものを頼んだところ、来たのが↓。。

「あのぉ〜私、最初にチーズ頼んだ時、こーゆーの想像してたんですけど」みたいな(笑&涙)
(しかし言う事もできず)
何でしょうか、アチラの人は、デザートにチーズを食べることもあるそうなので、こういったものはデザートの範疇で、まさか前菜として頼むとは想像もつかなかったんでしょうか?!
しかしながら「お前の英語力はこの程度のものか」と他の3名から散々ののしられる始末(-.-;
(と言ってるあなた方は私以上にしゃべれないんですけど、みたいな・・・)


さらに、ソルベ(シャーベット)を頼んだところ、来たのが↓なんですが。
この、ソルベを浮かべているのは、おそらくジェネヴァ(オランダのジン)でしょうね・・・
ものすごいアルコール度数が高いワケでして、ジン好きにはたまらないと思うんですけど、お酒に弱い女性陣には、またもや「お前が英語がダメだからこんな変なものを頼んで」と言われる始末(><)
(玉婆的には、確かにお酒がキツイけど美味しかったと思いました)

クレーム・ブリュレだけは万人受けするようでございます。
ブルージュでのクレーム・ブリュレも最高でしたが、ここのも表面の飴がパリンパリンで香ばしく、甲乙つけがたかったです。

そして、コーヒーを仕上げに頼んで・・・
(来るのが遅いのが難点ではある。アチラの方はすごく対応がゆっくりしてますね)

気になるお会計の方は、先日のブルージュと同じようなメニューでしたが先日よりもさらに安く、144.30ユーロ(当日換算レート:18,037円)

これだけ飲み食いして(しかも当然全部食べきれず)一人当たり4,509円って、一体・・・(-.-;
交際費の損金不算入で、一人当たり5,000円以下の飲食代は加算対象外ですが、実際のとこ「一人5,000円以下で接待なんてできるワケないじゃんか」って思ってますが・・・
ここなら充分接待できると思います(^^;


ちなみに、先日もそうだったのですが、お会計する時にミントのキャンディーを持ってきてくれます。
いやぁ〜ショコラティエのお姉さんが「高いけど美味しい」って言ってたので、覚悟してたのですが、思いのほか安かったので、玉婆的にはすごい満足したし、他の人達も「終わりよければすべて良し」ってな感じで一同ご満悦でした。


次回もしベルギーに行く機会があれば、グラン・プラス周辺のレストランも行ってみたいですが。
ちょっと中心地から外れると、観光客向けではないものの、かなりオトク感の高いものが食べれて、しかもハズレってのがないですねぇ。
さすが美食の国ベルギーってな感じでございました。

(次回 ビバ!ベルギー/アントワープ チョコレートの象さん へつづく)