ビバ!浅草 神谷バー2

そして、ここから先、予想だにしなかった「ディープな浅草」が始まることとなるワケであります・・・


席は自由ということで、4名テーブルがちょうど帰って空いたので、座ろうとしたところ、後から来たオバサンが「ここ座っていいですか?」
4名テーブルに一人座ったせいで、グループが座れなくなるってのも何だか気が引けたので
「あ、どうぞ」なんて簡単に受け答えしちゃったんですが、その後席を探しても座れそうなところがなく(ガビーン。。)


「あぁー譲るんじゃなかったよ、トホホ」と後悔の嵐ピュ〜吹き荒れているところに、見知らぬオジサンが
「ココ空いてるよ、(目の前にいた人が)今帰ったから」と手招きしております。


そして「あ、どうも。スミマセン」なんて座ってたところ。
オジサン「お姉さん、一人で来たの?」
玉「あ、はい」
オジサン「そりゃ寂しいねぇ」
玉「あ、いや器を買いにきただけなので、かえって一人の方が気が楽で」
なんて話してたんですけど、その後かくかくしかじか・・・
と言うワケで、すっかり2人で一緒に飲んでる状態に(^^;


「あたしゃ〜そんな軽い人間じゃないですだぁー」と思いつつ、いつも反省してるんですけど。。
しかし、どうやら他のテーブルでも、ご夫婦で来てて相席になった常連さんと3人で楽しく会話してたり、なんて光景も。
(はぁーアタシだけじゃなかったんだ、よかった、なんて)


ちなみに、そのオジサマは週に2回ぐらい来てる常連さんで「チップもあげてるので店員さんは絶対オレのこと忘れないんだよ〜」なんつって、お店の人のことをあだ名で呼ぶし、他の常連さんと「よう」なんつって挨拶してるしで。


常連さんの中には、自分の席の位置が決まってる人もいるみたいで「アイツはね、本当はあっちの奥の所が好きなの。でも今日は他の人が座ってるから機嫌悪いんだよね」
いつもの所に座れないとすごい機嫌悪くなって、どなったりするらしいので、コワ〜ってな感じみたいです(-.-;


そして、待ちに待った生ビールと「電気ブラン」が。
ビールは場所が場所だけに、もちろんアサヒ。

生ビールと電気ブランを同時に頼んで、何てヤツ〜って我ながら呆れたんですけど、このお店においては

ってなワケでして「おぉーこのお店は私を受け入れてくれている」みたいな。


牛タンは本当に柔らかく煮てあり、お野菜もたっぷり入って、なかなか美味でございました。

電気ブランは、やはり頼む人が多いのか、常にストックしてもすぐなくなっていくようです。


そして、オジサマが「この後どこを観に行くか決まってんの?」
玉「あの・・・あの橋の向こうの、う○こビルっていうんでしょうか、あそこは中に入ったりできるんでしょうか??」
オジサマ「あれは、う○こじゃなくて、”希薄の球(たま)”を表してるの。球は”きゅう”って文字、分かる?
     あそこは、行くだけ無駄だね。何もない」


そして、オジサマが「舟和の近くにある唐辛子屋は、うまいよ〜。うちの親戚にいつも送ると”あそこの唐辛子は味が他のお店と全然違うね”って言うの。案内してやろか?」


何だか断り切れずに、ついて行くこととあいなりました・・・


(次回 ビバ!浅草 浅草寺へつづく)