税務調査・調査官の態度のナゾ

先日、調査が無事終わりました。
税理士になってから、単独で初めての調査立ち会いだったのですが、まぁー小さい会社といえども、やっぱり色々とあるもんですね。
税の知識に乏しい納税者が、もしも黙って税務署の言うなりになってしまったら、何百万もの税金が奪われるところでございました。
やはり、税理士の存在は大きい〜と我ながら感じた次第でございます。


また、ひしひしと感じたのが、税理士とそうでない人への調査官の態度の差。
今回の調査官は丁寧な人なので、さほど不快感はなかったのですが・・・

その1:書類のコピー
<使用前>(税理士じゃなかった頃)
調査官に「これコピー取ってください」と言われ、付箋のいっぱい付いたファイルを渡され、黙って受け取る。
そして、心の中で「先生反論してくれよ〜」と叫びつつ、コピー機へ向かう。

<使用後>(税理士になってから)
調査官「コピーをお願いします」
玉婆「これは・・・手で写すには、量が多いでしょうかね〜(^^)」
調査官「分かりました、やります(^^;」(と言って手で写し始める)


その2:調査の翌日
<使用前>
調査官「契約書とコレとアレと・・・・(色々)追加資料をお願いします」
玉「はい、分かりました」(忠実に従う)

<使用後>
調査官「契約書とコレとアレと・・・・(色々)追加資料をお願いします」
玉「なんで昨日の段階で言わなかったんですか?!(怒る)
  社長が忙しいさなか時間を裂き、聞かれた事には素直に答え、日々の会計処理もキチンとしているというのに、後になってアレもコレもって、しかも調査と直接関係ない資料まで。
  こちらが誠実な態度で調査に協力しているというのに、あまりにも不誠実(税務署に誠実という言葉が当てはまるのかはビミョーだけど)じゃないですか?!」
調査官「す、すみません・・・
    わたくしの方もうっかりしておりました。そんなワケで、申し訳ないんですけど、先生・・・」
玉「今回の調査で確認したい数字については、契約書を見れば足りるハズです!」
調査官「わかりました。では、契約書だけお願いします」


以前所属していた事務所の所長は「波風立てない主義」だったこともあるし(税務署OBではないんですけどね)、玉婆自身に発言権がなかったというのもあるんですけど、ココまで違うとは・・・といった感じでございました。

(次回 反面調査へつづく)