手作りバレンタインを成功させる秘訣

しかしながら、受験や登録もひと段落落ち着いたところで、心にも少しゆとりが出てきた為、今年は久々に、趣味のお菓子作りをポチポチ再開しまして。
友達とか親とかに配ってるんですけど、切れ端とか思いのほか沢山できちゃって、かなり「自家消費」しております(−。−;


そんな中、お菓子作り初心者の方向けに、玉婆的手作りバレンタインの注意点・成功させる秘訣について語りたいと思います。

(1)チョコは難しいことを自覚せよ
「溶かして固めただけじゃね?」って思いたくなるんですけど、チョコってのは、お菓子の中ではものすごく難易度が高い部類に入ります。


特に、トリュフなど、チョコで被膜するような場合はテンパリングという行為が必要(温度計など使って正確に慎重に温度調整をしないと、キレイに固まらなかったり、まだらになったりする)ですので、本当のとこ、初心者はムリにチョコなど作らず、ココア味のクッキーやパウンドケーキなどにした方が無難でしょう。


(2)材料や道具をケチらない
「手作りお菓子は安上がりだから、ケチってんじゃね?」って思う人もいるらしいですけど、手作りほど無駄なコストのかかるものです。


しかし、年に一度のバレンタインを絶対に成功させたいのであれば、なるべく材料はいいものを選びませう。
チョコレートであれば、市販のブラックチョコ・割りチョコでもできないことはないけど、やっぱり絶対「クーベルチュール」を購入すべきです。香り・なめらかさが全然違います。

また、よく「この材料がないから、コレで代用しちゃった」「甘さ控えめがいいから砂糖減らしちゃった」なんてことも耳にします。
お菓子作りに慣れている人なら「ココを変えるとこうなる」って予想がついた上での判断でしょう。
しかし、例えば、砂糖を減らすと焼き色が付きにくくなったりすることもあります。


特に「この季節しか作りません」というような人が、そのような事をするとエライ事故につながりかねませんので、材料の中身・分量ともにレシピに100%忠実に従う様にしませう。

また、道具も大切です。出来上がりの見た目に影響することもあるので、必要最低限の道具は100円均一などでなく、キチンとしたものを購入しませう。


(3)ラッピングをケチらない
ラッピング次第で、同じものでも美味しく見えたり、マズく見えたり、運命はものすごく変わってくるもの。
大勢に配るなら、キチンと個別包装すべきです。
「クッキー作りました」とかいって、ティッシュの上に配ったりすると、すぐに食べれない人にとっては「配慮が欠けてるな」とダメージを与えかねません。

また、サランラップやアルミホイルなど、家にある様な身近なものだと「いかにも安上がり」「うわぁ〜手作り、超重い・・・」となってしまいますねぇ。
最近は100円ショップにもお菓子用のラッピング材が沢山売っているので、ぜひ利用しませう。


(4)初心者は、小分けできるお菓子を作ること
これは、焼き菓子系の場合です。
ハート型のガトーショコラとか、型ごと焼いたパウンドケーキなど、丸ごとで切り分けない様なお菓子ってのは、中身が生焼けだったりしても気付かないで渡してしまうリスクを伴います。(特にチョコは焼き色が判断しづらいし)

彼のハートも生焼けで終わってしまわない様、マドレーヌとかクッキー、パウンドケーキならスライスしたものを自分で試食確認してから渡すようにしませう。


(5)ぶっつけ本番は危険
「このお菓子は何度も作ってて、レシピも覚えてる」という人ならイザ知らず、初心者の人がいきなり作ると、思いのほか失敗するものです。

泡立て方・混ぜ方・オーブンでの火加減など、初心者は本を見てもよく理解しづらいもの。
また、トリュフであれば、丸める時に粉砂糖を手に付けておくとチョコが手にくっつかないで済む・・・・など、経験を積み失敗を重ねなければつかめないコツやポイントが、お菓子作りにはイッパイなんですね。


なので、本命チョコを作る初心者の方は「同じものを2度作り、2度目に作ったものを渡す」ぐらいの気合で行った方がいいでしょう。
材料を多めに買っておけば、失敗しても作り直しが利きます。「失敗しちゃって結局市販のチョコを買った」という後悔がない様、気をつけましょう。


(6)「渡す」より「食べてもらう」ことを想像せよ
「手作りしたんだぁー」ということに満足して、食べる彼の事を考えてあげてなければ、それは真の愛情とは言えません。
特に、トリュフなど「チョコだけ〜」ってのは、あまり好きじゃない男性も多いものです。
また、技術的な難易度と殿方の好みは、必ずしも比例するものではありません。たとえ上手にできたからって、彼がそこまでの手間を理解してくれるかどうかは別問題。
自分が作りたいものより、彼が喜んで食べてくれそうなものを選びませう。