たかが納充・されど納充

一週間早いですね〜。
7月の申告、進みそうでなかなか進まず(><)
新しい申告ソフトとか、初めての業種で慣れないことだらけです。
(↑超言い訳。プロとしては、そんなこと言っちゃいけないし、ススス〜っとこなしていかないとね・・・)


そんな中、相変わらず奥深いな〜と思わずにいられないのが「納税充当金(未払法人税等)」
たかが納充・されど納充。租税公課ほど沢山の処理方法がある項目って今まで他に見たことがないかもしれません。


以前の事務所においては、中間納付の法人税・住民税・事業税については「法人税等」に計上するのが一般的なパターンでした。


そして、決算整理で確定納付額を「未払法人税等」で計上する。
欠損だと納充立てなかったり、たまに、事業税だけ現金主義にして、法人税・住民税のみ「未払法人税等」を立てる、というパターンもありました。


そして、今回の処理で初めて見たのは、中間納付の時に「未払法人税等」をマイナス処理する、というやり方。
ex. 未払法人税等/普通預金 ××  


B/Sフェチの玉婆なので、最初試算表を見た時は「何じゃこりゃ?!」と驚きました。
未払法人税等は、決算後に確定納付額を納めた時点で「0」になってますので、中間納付の時に納充マイナス処理をすると、当然のごとく未払法人税等がマイナスになるワケです。


そして、上記の仕訳を
法人税等/普通預金 ×× と訂正しかかりましたが・・・
どうやら、これがポピュラーなやり方のようで、訂正する必要はない というアドバイスを受けました。


でもって、期末において、年税額を
法人税等/未払法人税等 ××

とすると、B/S「未払法人税等」の期末残高はちゃんと、確定納付額になり、P/L「法人税等」は年税額になるんですね〜(@@)
決算までの間は、マイナス残のまま引きずりますが、意味が分かってればお客様にも納得してもらえるかな、と。


そして、別表五(二)の、当期繰入額についても年税額が入る事になり、中間納付額は「充当金取崩しによる納付」に記載。


なるほどーという感じでございました。


事業税については、今までの処理だと、単に損金算入して終わりだったんですが、上記の処理ですと、中間申告の事業税も「損金計上納税充当金」で加算されるため、その分「納税充当金支出事業税」の減算欄に中間申告分も上がってくることになる、ということでしょうか。


法人税・住民税は損金不算入。
☆納税充当金は損金不算入。
☆事業税は損金算入。

結局のとこ、この3つについて揺らぐ事がなければ、どの様な形でもOK ということなんでしょうね・・・。