延滞税のナゾ・その後

こないだ、修正申告の延滞税について書いたんですが、その後思わぬ事態が発生いたしました(大げさ〜)

顧問先から、ガ〜FAXが送られてきて、見てみると「延滞税の督促状」みたいなのが来ております。
「こないだ税務署に言われた金額を自分で納付書書いて納めたっつーのに、何でまた催促が来るねん?!?!」


「なぬぅ〜?」とか思って、鼻息フンガフンガ言わせつつ、税務署へTEL。
税務署「内容については、納税者の方へお答えいたします」とのこと。。
かなり頭に血が上ってまいりまして。
「私が修正申告書を作成して、税務署に言われた金額の納付書を書きました。税務代理権限証書もちゃんと提出しています。私あてに連絡してください!!!」ガッチャン。


その後、徴収部門で、こないだ延滞税額を計算した人から直接TELがかかってきて。
「あのぉ〜すみません。色々ありまして・・・」
何だか言いづらそう〜な雰囲気(こりゃ、やはりミスっちゃったのかな?みたいな)


結局のとこ、こんな感じでした。

(1)この法人は、延長の届出が出ているが、それを見過ごしてしまった。
通常の申告期限から一ヶ月間は「利子税」とすべきであった。なのに、全額を「延滞税」として計算してしまった。

(2)よって、正しく計算した結果、直近の期については、利子税が1000円増え、延滞税が1300円減った。

(3)その減った延滞税は、どこへ行ったかというと、(2)の一期前の期の延滞税から1000円充当した。

(4)そして、(3)の期においても、延滞税を利子税に一部変更したため、利子税が増えたが、その分延滞税が減るかというと、実は「除算期間」というものがあり、それに引っ掛かるため、その期については、利子税が増えるだけで、延滞税は減らないということである。

(5)そして、(3)で300円が充当しきれていないが、これについては、実は、消費税の延滞税の率を間違えて計算してしまい、300円少なくお知らせしてしまっていたことが判明。
なので、正しく計算して増えた300円に充当した、とのこと。


ここまで来ると、正直「もうどうでもええわい!」ってな感じになってきて、会社の方に説明しても案の定「結局、税務署が色々間違えたってことね」おっしまい、ってな感じでした(^^;


玉婆、自分で計算した時「金額合わない〜」とか言ってましたけど、実は玉婆が合ってたのかもしれないですね、なんちって・・・。
(でも、利子税のことには気づいていなかったので、やはり間違えている事は確実なんですけどね。。。)


まぁー今回学んだのは「延滞税は機械に計算させませう」ってことでしょうか(-.-;
さらに、督促を来るまで待っていた方がよいでしょう。
善意で納付したにもかかわらず、さらに督促が来てしまい「超ムナシイ〜!」ってな感じでしたもん。。


しかし、なかなか面白い体験ができて、勉強にもなりましたです。
税務署の人もきっと「その場で計算なんかしちゃいかん!」って、いい教訓になったことでしょう(笑)


今の世の中、スピーディーな対応が求められる毎日ではありますが、スピーディーでも二度手間では意味がないということですよね〜。
速いに越したことはないけど、「確実」「誠意」「かゆい所に手が届く」といったサービスも伴っていれば、多少待つにしても、気持ちよく待ってもらえるのではないかな?なんて思った今日この頃でした。
(しかし、申告期限だけは待ってくれない〜涙)