源泉所得税のナゾ

先日、立て続けにミスった「源泉所得税」を振り返ってみたいと思います。

まずはA社。
A社は、毎月定額で社長以外に社員が1人しかいなくて、控除されるのも源泉所得税だけなので、給与計算の一覧表とかは一応送ってましたが、社長は「とにかく毎月同じ額を振り込む」という状態です。


でもって、6月に「今月、社員の給料を5万アップしたいんだけど、手取りはいくらになりますか?」とTELがありました。


おそらく銀行ATMに立ってて「今すぐ振り込みたいんだけど」というのが伝わってきたので、玉婆は、給与計算ソフトを立ち上げず、源泉徴収額の一覧表を見て、総支給金額から源泉を差し引いた金額をお知らせしました。


後で「一応、給与明細とかも印刷しなくちゃいけないしね〜」とか思って、給与計算ソフトを立ち上げて、入力。

すると、手取り額がTELした金額と違うじゃね〜か?!みたいな(−。−;

慌てて源泉徴収額の一覧表を再び見てみると、やはり先ほどお知らせした金額で合っている模様・・・。


何だか、給与ソフトの場合は、独自の計算式が組み込まれてて、その金額でもオッケーの様なんですね。
でも「もうお知らせしちゃったから、6月は手計算の金額でしゃーないね」とした次第でした。


その後・・・

7月、8月、9月、10月はそのことをスッカラカンに忘れており。
(後でメモ欄に”源泉は手計算”って書いてあった・・・)

機械計算の金額(手計算より110円源泉が多い)で計算した給与支給控除一覧表を社長にお送りしたんですが、社長は「毎月一定額」という感覚だったため、6月と同じ金額を振り込んだのでした。


でもって、11月になって「社員に給与の資料とかを万一見られたら困るから、一覧表は出さなくていい」と言われて。
分かりました、ってことで、念のためメールで手取り額(これも機械計算の金額)をお知らせしました。


<給与ソフト上>
6月・・・手計算、7〜12月・・・機械計算

<実際振込額>
6月〜10月・・・手計算、11〜12月・・・機械計算

ということで、7〜10月の4か月分、110×4=440円振込額の方が多くなってしまっていました。

そこの会社は、普段あまり動きがない為、会計処理は年に数回通帳コピーをもらった時にやるって感じだったこともあり、その事に気づいたのがつい先日でした。


でもって、結局、年末調整は給与ソフト上の金額でやってしまったため、440円多く還付してしまった・・・
ということです(TT)

納付する源泉の方は、年税額が同じなので、訂正とかはしてないんですが、社員さんに多く払ってしまったお金をど〜したらよいのだろう??ということで、悩みました。


支払額の方が少なければ「あぁーゴメンゴメン。少なかったから差額払うわ」とか「次回の給与に載せるわ」とかできるけど、多いのは「あぁーゴメン返して」とか「次回控除するわ」ってなかなかできないんですよね。
一生懸命働いてくださる社員さんに対して失礼ですもんね。


毎月一定額でも、通帳と給与支給控除一覧表をちゃんと突き合わせしないと、痛い目に遭うということが、よく分かりましたです(;;)


しっかし、給与計算ソフトめ〜!(プンプン)
↑とか思っちゃう時点で反省が足りてない玉婆でした・・・。

<つづく>