建設業会計

今月の決算、初めての建設業会計に挑む玉婆です。
(20日締。キツイ〜!)


完成工事基準(工事完成基準??それすらも忘れてる。スミマセン)です。
他にも建設っぽいことをしてる会社が2社担当あるんですが、別にフツーの会計なので、あまり気にした事がありませんでしたが・・・

今回のはバリバリ建設業でして、会計ソフトの打ち方から違うワケで、色々戸惑っててやっと少し慣れてきたところです。


会計ソフトでは色々やり方があるみたいですが、前の担当者から代々受け継がれてきたやり方は・・・

(1)期中に発生した工事費用は「未成工事支出金」として処理。
   さらに「材料費」「労務費」「現場経費」など、原価コードを付す。
   175(未成工事)−722(主要材料)とかって打っていきます。
   この仕訳には、必ず「工事番号」を付すことになっております。

(2)そして、フツーの会計ファイルとは別に「工事原価管理」というシステムがあるので、そこに「工事番号」「請負金額」「完成日」などを入れていきます。

(3)そうすると、自動振替みたいなボタンを押すと、完成日の入った工事に係る「未成工事支出金」がピロピロ〜っと「材料費」「外注費」などと、完成工事原価になる仕訳が作成されます。


しっかし、ここがシステムの恐ろしい所で、工事番号を入れ忘れたり、工事番号を間違えたりすると「エラー」になるし、お客様の作ってる工事台帳とつじつまが合わなくて、エライ事になります(−。−;)
初めは、なんでエラーになるのか分からなかったし、つじつまを合わせるのでものすごい時間を食ってしまいました(涙)


簿記論の建設業会計も大変ですが、実務もやっぱり大変です・・・。

簿記論だと「A工事」〜「EかF工事」ぐらいまでですが、実際は何十個も工事があって、結局個別に原価を把握しないといけないから、こまか〜い作業になっていくんでしょうね。


大雑把に考えると、期末の未成工事支出金と未成工事受入金の残高がちゃんと把握してさえいれば、残りは「完成工事原価」だの「完成工事高」に全部なっちゃう訳で・・・


何だか最近「発生主義→現金主義」「動態論→静態論」になりつつある玉婆なんですよね〜。