短期?長期?!借入金

昨日に引き続き「ナゾシリーズ」と名付けました。。
本日のナゾは「借入金」でございます。

財務諸表論においては「決算日から一年以内に期限の到来する借入金」は短期借入金でした。
(かなり忘れてるので、違ってたらスマソ)
なので、長期借入金(証書貸付)については、決算上「一年以内期限到来(返済)長期借入金」で流動負債に上げるワケであります。

以前いたベンチャーの会社では、月次で株主にT/Bを見せる為、前期末で短期に振り替えた「一年以内長借」はそのままにしておいて、期中では
「一年以内長借/普通預金*1と毎月処理しておりました。
「長期なんだけど、これだけスグ返済して終わるんだぜ〜」という感じで、カッコがつくという理由のようです。
また、上記の処理をすると、次の期末では「一年以内長借」の残高が0になりまして、また翌期返済分を長期→短期に引っ張って来ておりました。

しかし、別の会社に来て同じ処理をしていたところ、銀行より「長期借入金の残高が銀行のと違うんですが」と質問を受けました。
「一年以内に返済するものは、流動に載せてますが」と言った所「えぇ〜随分見辛い試算表ですね」とイヤミを言われたのであります。

今思うと、この銀行マンはどういう仕事をしてたんだろう・・・と思ってしまいます(-.-;)
自分自身が顧客の貸付金の管理をするにあたって「一年以内で回収できるかどうか」って事を当然考えるハズであって、それは銀行側でも報告義務とかがあると思うのですが。

しかし、立場的に弱い玉婆でして。
結局その銀行マン→社長→顧問税理士→玉婆という順で指示が来まして・・・
「翌期首に、一年以内長借をフツーの長借に戻す」という処理をせざるを得なくなったのでありました(TT)
つってもたいした処理ではないのですが・・・大袈裟でスイマセン(^^;

*1:説明上利息の処理は省略