[つれづれ]ビバ!平泉 中尊寺金色堂

「五月雨の 降り残してや 光堂」 芭蕉


五月雨の季節ではありませんが・・・

光堂だけには雨が降っていない(と思うほどに光り輝いている)
そんな風に見えませんでしょうか?

芭蕉がこの金色堂に来た時には、すでに覆堂で覆われてたというのが、意外でした。
しかし、だからこそ、内々から光り輝くオーラがこの句になったワケで、もともと覆堂がなければ、また状況は違っていたのでしょうか??


いや〜やっぱり芭蕉は素晴らしい、と思いましたが、それ以上に、このお天気雨というイレギュラーな状況が、芭蕉のイメージ図をまさに再現したかのような偶然に感動いたしました。
(と言いたいとこなのですが、実は後で「マンガ 奥の細道」を読んでそう思った次第です。トホホ)


「五月雨の 浮かぶ師走の 天気雨」玉婆
(解説:12月の岩手といえば、雪が降ってもおかしくないと思っていたのだが、このお天気雨は、まるで芭蕉の句にある五月雨を想像させるかのようである)