○○の秋・北野税法学のススメ

朝晩涼しくなってまいりましたね〜。
いよいよ明日37歳になってしまう玉婆(さすがにサバ読みたくなってきました)、36歳最後の記事でございます(;;)


税理士受験生においては、本試験が終わってつかの間、新学期に突入され忙しい日々が徐々に戻りつつある今日この頃、はたまたノンビリ過ごされている方もいらっしゃるかと。

玉婆のこの秋は意外や意外?「勉強の秋」になりそうでございます。

〜終了分〜
☆社内での「税法学原論」(税務行政処分の瑕疵論)のチューター
☆青税と青学のディベート(下記)立案のまとめ(ストックオプション源泉徴収問題、課税庁側の立案)

〜これから〜
☆明日、社内での事業承継研究講座「信託」のチューター・・・レジュメ作りは済
☆明日、新人会の連続講座「税理士のための行政法講座」研究部は質問一人一つノルマなので準備(連帯納付について質問予定)
☆社内での税務調査事例検討会に向けて、税務調査事例の集計
☆上記において「税務調査における行政の動向」について発表するため、レジュメ作り
☆10月に青学とのディベート大会
☆10月に社内で「税法学原論」(物納と延納・納期限の延長・納税猶予の法的性質)のチューター・・・レジュメ作りは済
☆11月の事務所主催セミナー分科会「知らないと怖い相続のはなし」講師のため、企画作り
☆来年6月、青税にて税法学原論「税法の解釈と適用」のチューター、レジュメ作り


というワケで、東京青税の研究部、全国青税の法対策部、新人会の研究部、社内の調査事例委員会といつの間にか所属しており、降って涌いてきたかのように課題が押し寄せております(^^;

そのおかげで税理士受験終了後ボーっとしてたところにようやっと「渇!」が入ってきた感じでありますが、一番大きかったのは「税法学原論」との出会いでしょうか。
今まで「政治で税法が決まるから、税法に原論はないのさ〜」とか思ってたし、尊敬している税理士もその様に言っていたので、疑う余地もなかったんですが、今回チューターをやるため初めて税法学原論と正面から向き合いました。

税法学では名高い北野先生の著書なんですが、税法を覚える以上に日本語からかけ離れているというか、何を言っているのかよう分からんのですが、分かるとスゴイ!ってな感じかもしれません。
社内には北野先生の直弟子がいますし、青税でも「北野税法学をやっていれば絶対お客様から信頼される税理士になれる」と先輩が言うのですが、今回ようやっと「なるほどな〜」という感じでした。


たとえば、今回レジュメを作った「税務行政処分の瑕疵論」「物納・延納と納期限の延長・納税猶予の法的性質」の2つのテーマだけでも、通常の相続税法とかの他に憲法民法国税通則法行政不服審査法などなど、たくさんの法律を調べましたし、判例もかなり読み込みまして。
やっぱり税理士は税法を知っているだけ(いや、税法だけでもかなり広いけど)ではダメでして、「税の専門家・法律家」でなければならないってことを改めて実感した次第です(いまさら恥ずかしいですが・・・)。


1年後の今頃は、一皮むけた37歳になれるでしょうか?