特殊支配同族会社のナゾ2

tamabar2008-03-22


やっと春めいてきましたね〜♪
でもまだ、昨日なんかは寒くて、寒がりの玉婆は冬のコート着てましたが恥ずかしかったです(;;)


<先日の続き>

とりあえず、社長にどうやって言い訳しよう・・・・としばらくボーっとしちゃいました。

予定より200万も納税が多く出てしまったなんてのは、初めてで。

「魔法陣さん。アナタの画面ではそんなに簡単に数字出てくるけどさ〜。200万って小企業にとってはどんだけ痛いか分かってるの〜?!」
なんて、PCの画面に問いかけてました。


「しかし、なんで200万以上も上がっちゃったんだろう・・・
特殊支配の損金不算入額は200数十万ってことは、法定実効税率42%とかで考えても100万行くか行かないかぐらいだよなー」
と不思議な気もしておりました。


その後、魔法陣のお告げなのか
「とりあえず別表四見てみようよ。なんでこんなに税額が上がっちゃったのか」と思い、恐る恐る別表4を見てみると・・・


「役員給与の損金不算入額」の欄に、2千数百万の金額が。。。(−。−;


そりゃねーべ、と思って、別表十四(一)に戻って見たところ。
32欄の所に、普通の給与の他に「外」と書いてあるところにも、同じ数字が入力されていました。。
(なぜ入力しちゃったのか、記憶ナッスィング・・・)


「外」の所に入力された金額は、損金不算入だから、連動して別表四に書き込まれたものと思われます(-.-;


結局のところ、税額は470万ちょっとになり、社長に言っていた500万の枠内で済みました。
社長には「特殊支配同族会社に該当するので、加算があるものと思って下さい」みたいな感じで話してあっただけなので、ウソつかずに済みました(涙〜)


今回の失敗のもとは、まず「特殊支配同族会社」の意義について、今一歩掘り下げて理解していなかったこと。

「業務主宰*1役員が」90%以上。
玉婆的には、今の社長が当期末の業務主宰役員だから、株を持った時点(その時は社長ではなかった)以降ずっと特殊支配同族会社とか思いこんじゃいましたが、社長になる前は業務主宰役員ではないから、その前の社長で判定をしなくちゃいけなかった、というワケなんですね〜。


また、今回は該当しないのですが、株と役員が同時に異動したような場合には。
今の社長に変わる前も、前の社長で特殊支配同族会社に該当するケースが考えられ、この場合には2人とも加算があり、別表は2枚添えないといけないということなんですよね〜。
(その場合は、魔法陣では作れないので、手書きになっちゃうみたいですね。うるうる・・・)


さらに、特殊支配同族会社については、もっと事前に今いちど適用の有無、特に株や役員の異動があった場合には、基準期間を確認すべきだった・・・・と深く反省しております。


基準所得金額が1,600万に上がることによって、加算がなくなる法人も多いと思いますが、適用除外の判定で処理が煩雑になるなど、2年目以降はまた今年とは違う壁がやってくるということで、この税制はやはり中小企業だけでなく、税理士にとっても依然としてキツイ〜とか思ってしまう玉婆なのでした。


あとは、モノも言い様で、税額が大きく出そうな所については、予定の税額を2割〜3割増ぐらいに言っておいた方が「思ったより少なくて済んだわ〜」ってな雰囲気になっていいのでは、なんて思っております(^^;

*1:いつも「主催」と書いてしまって、後からひそかに訂正しております