ビバ!京都 一澤信三郎帆布

tamabar2010-01-15


祇園小石から東大路通をまっすぐ平安神宮方面へ向かう途中に、目立つ看板が。
一澤信三郎帆布」のようです。

帆布のカバンといえば一澤帆布、というワケですが・・・

職業柄、以前相続セミナーをやった際、題材にしようとしたことがあり(時間の都合でボツった)
「相続といえば争族。争族といえば一澤帆布」ってなワケでして。
遺言書が2つあっただとかで裁判沙汰にもなり。


三男が解雇され(後に逆転勝訴)従業員を引き連れ新たなブランドを立ち上げるまでに至った、骨肉の争い。
「骨肉の争い」でネット検索すると、一澤帆布が出てくるぐらいで(^^;


そして、三男の方は、現在「一澤信三郎帆布」として営業しており、ある時は行列ができてお店に入れない、入れたとしてもゆっくり見る事すらできない、といった状況のようです(@@;
http://www.ichizawashinzaburohanpu.co.jp/cgi-bin/index.cgi
帆布っていうと白というイメージでしたが、カラフルでカワイイ〜。

中に入ってみることにしました。
この日は、混んでたけど並ぶというほどのことはなく、ゆっくり見る事ができる状況。


旅に出るとつい気が大きくなって「せっかく本家本元まで来たんだから、1つぐらい記念に」とか思っちゃいがちなんですけど。
さすがに帆布にしちゃぁーエライお値段ということもあり、玉婆自身がさほどブランドに興味ないヤツっていうのもありで・・・
サックリ何も買わずに出てきました。


しかしながら、商品を手に取ってみると、やっぱりチマタで売ってる帆布バッグとは全然違うもんですね〜。
職人の魂が伝わってくるし、かなり丈夫そうです。

ビバ!京都 一澤信三郎帆布vs一澤帆布

一澤兄弟の相続争いについては、ネットで調べても色々載ってるんですが、その中でこの様なものが。

yahoo!ニュース 意識調査「どっちの帆布を選ぶ?」)
ちょっと見づらいんですが、一澤信三郎帆布=77%、一澤帆布=8%。
圧倒的に信三郎に軍配ですね(-.-)


やはり、世間は営業権や名前だけでなく実体で判断してる、ということの表れでしょうか?
「商品によって使い分け」17%。賢い〜みたいな。

ビバ!京都 京都祇園ボロニヤ

そして、一澤兄弟の骨肉の争いを目の当たりにした後は、その向かいにある「京都祇園ボロニヤ」へ。
http://www.boloniya1979.com/

ボロニヤといえば、ディニッシュ食パン。
まだ相模大野に住んでた時、玉ババが「駅の近くに特設販売所ができたのよ」とかいって、ディニッシュ食パンを買ってきたんですが、画期的でしたね〜。
食パンは好んで食べる方ではないんですけど、コレは美味しいわ〜ってな感じでした。


その時は「ボローニャ」っていう名前だったかと思うんですけど、その後「MIYABI」とか何とかに変わったような。
そんでもって今ネット見たところ「ボローニャ」っていう別のお店もあるみたいで「どれが本物なんだよぉー?!」ってな感じで(−。−;


今買っても、東京に帰るまでにはペチャンコになっているであろう、そして東京でだって買える、ということで通過しようと思ったんですけど、せっかくなので中に入ってみる事にしました。
思いのほか小さなお店。

東京のデパートだと、一斤とかデカいのしか見たことなかったんですけど、ディニッシュ食パン以外の菓子パンや、形が悪い食パンが少し安くして売ってたり、2切れ150円のパックが売ってたり・・・と非常に良心的な感じが好印象だったので「抹茶ディニッシュ食パン」2切れ150円をゲット。


帰り際に「あのー、ココが本店なんですか?」と恐る恐る尋ねると
「そうです」とのこと。
「東京で食べて美味しかったので、寄ってみました」と言ったところ
「東京に進出してるのは、うちとは違うんでね。うちが本当の元祖なんです」かなり力のこもったコメントでした。。
(もしかして、かなり失礼なこと言っちゃった?みたいな。汗)

ビバ!京都 満足稲荷

そして道なりに歩いていると、ふと神社らしきものが。

「満足稲荷」なんだかご利益ありそうな名前(@@)ということで、拝んでいく事にしました。

後でガイドブック見たところ、豊臣秀吉に関係してるとかで「岩神さん」という石をさするとイイらしいですが、何の下調べもなく偶然通りがかっただけに、その様なものに気付きもせず(;;)といった次第でございます。

ビバ!京都 京都市消防出初式

その後、平安神宮に行く前に「細見美術館」に立ち寄る予定だったんですが、平安神宮入口の方から煙が・・・
「えっ、火事?!」みたいな。

ヘリコプターも飛んでるし、野次馬の人だかりができてるわで、無視してまっすぐ行こうと思ったんですけど、野次馬根性というのは誰にでもあるもんでして。。
思わず右方向へ急遽変更(^^;
警察も出動。

そして、現場に近づいたところ

何やらマイクでアナウンスしてて「消防隊は、こんなに日々頑張ってますぅ」みたいな内容でした。
え、これって何かの催しなワケ?とか思いつつ

出初式ということでした(^^;

ビバ!京都 平安神宮

何だよ〜もぉ驚かせないでよ、とか思いつつ、平安神宮の入口まで来ちゃった為、先に平安神宮へ行く事に(-.-;

平安神宮は、いかにも「平安時代からありますぅ」的なネーミングですが、実際のとこできたのは明治時代なんですね(@@)
平安遷都1100年を記念して作られた、ということで納得、みたいな。


とにかく大きな鳥居がインパクト高いんですが、門をくぐると広々した感じ、いいですねぇ。

そして、楼門を出たのはいいんですが、裏から出たような形になり、細見美術館に行くにはグルっと回り道しなくちゃいけなくなっっちゃいました。
岡崎周辺の雰囲気を味わいつつ、目的地に向かったのですが、ふと地図を見ますと「聖護院」の記載が。

ビバ!京都 聖護院・本当の八ツ橋

聖護院といえば、八ツ橋。
八ツ橋といえば、京都みやげの代表格。


しかし京都に行った人は必ずと言っていいほど八ツ橋を買ってくるし、子供のころは特にニッキがあまり好きじゃなかったので、自分自身が京都に行ってわざわざ八ツ橋を買っていこうとは思わないワケです(^^;


それに、いろんなブランドがあるので「一体どれが一番美味しいの?どれが元祖なの?」っていうのがよう分からん、みたいな。
しかし、玉婆的には「聖護院八ツ橋」が何か伝統っぽい雰囲気があって、気合を感じるので、あえて買うとしたら「聖護院八ツ橋」という感じでありました。


そして、聖護院八ツ橋の名前の元となった「聖護院」へ行こうとする途中に

これが「聖護院八ツ橋」の総本店みたいです。

せっかく総本店に来たからには、やっぱりさすがに買って帰ろうかね、しかし荷物になるので聖護院見た後にね、ってなワケで先に「聖護院」に行ったのですが、その途中に「八ツ橋発祥の家」

うぉー。ココが八ツ橋発祥の地みたいです。
「本家西尾八ツ橋」いやぁー申し訳ございませんが、今までアウトオブ眼中でしたm(__)m
http://www.8284.co.jp/
これはぜひ帰りに買って帰ろう、と決意し、聖護院へ到着。

何だか山伏さん?みたいなのがいて怖かったし、まだ行くべきところが山積みだったので、とりあえず来れただけで満足、という感じで中に入らず失礼いたしました(^^;


そして「本家西尾八ツ橋」へ。

「京で一番古い八ツ橋やさん」とのことですが、京で一番古いってことは、多分日本で一番古いでしょう、みたいな。
他に観光客が誰もいないので、入りづらかったんですが「ごめんください」


生から焼いたのまで、とにかく半端ない種類の豊富さ。
これは迷いますねぇー(><)
すると、お店の人が「どうぞ味見してくださいね」

味見するにも、どれにするか迷います・・・
(遠慮して一個しか食べれなかったヤツ)
修学旅行の時は、餡子と抹茶の2種類ぐらい、それと焼いたのはニッキぐらいしかなかったと思いますが、焼いたのも胡麻とかが出てきて、この様に急にバリエーション豊富になったのは7,8年ぐらい前のことだそう。


お店の人「どこ撮りますか?カメラぶら下げて」
えぇー写真撮ってもいいんですか?ってなワケでして「この辺撮っといた方がいいんちゃいますか?」みたいな感じで、撮らせて頂きました。

今が14代目で女社長、15代目の承継者も既に決まっているとのこと。
末長く伝統を守り続けて欲しいものだな、としみじみ感じました。


(次回 ビバ!京都 熊野神社細見美術館へつづく)